お饅頭と言えばどのような食感を思い浮かべますか?柔らかくて中に餡が入っていて・・・というのが一般的に想像されるお饅頭だと思いますが、宇和島銘菓である唐饅頭は少し違います。愛媛県で人気のお土産、唐饅頭についてご紹介いたします。
唐饅頭は愛媛県宇和島市の古くから伝わる代表的な銘菓です。唐饅頭は色々な会社が製造していますが、今回は古くから製造している峰田製菓舗の唐饅頭をご紹介したいと思います。
峰田製菓舗は昭和9年(1934)に創業しました。唐饅頭は、生地に柚子あんを薄くのばして包みこみ、小判型にして焼き上げたものです。名前は饅頭ですが、まるでおせんべいのような歯ごたえ。江戸時代の始めに長崎においてオランダ人から製法を伝えられ始まったとされています。当時は砂糖を入れて半ば飴状になっていましたが、宇和島特産の柚子を加えて柚子饅として親しまれています。
また、家茂が長州攻めのために大坂城にいたとき、正室和宮と天璋院は何度か菓子を贈りました。その贈ったお菓子が宇和島の唐饅頭だったのではないかと言われています。とらやさんのホームページに詳細記事がありましたので、ご覧ください。→ https://www.toraya-group.co.jp/gallery/dat02/dat02_076.html
なんと全国的に有名な高級羊羹のとらやさんで紹介があるなんてすごいです!ちなみに、とらやさんの羊羹を食べたレビュー記事も書いておりますので、是非ご覧ください。
このような袋に入っています。小分けしてあるわけではなく、並べられて密封されています。
左側には原材料などが書かれています。ちなみに原材料ですが、小麦粉・砂糖・柚子ジャム・上白餡・麦芽水飴・殿粉・膨張剤とのこと。
早速中身を出してみます。まるで大判のような形をしています。
裏面はこんな感じ。しっかり焼きあげられているのがわかりますね。
横から見てみるとよくわかりますが、思ったより細いです。
半分に割ってみると、中に柚子餡が入っているのが分かるでしょうか? 柚子のオレンジ色がしっかりとついています。
半分に割って柚子も確認したことですし、早速食べてみたいと思います。
ということで、唐饅頭を口の中に入れてみると、
こ・・・これは・・・!
すごい。独特の歯ごたえです。唐饅頭という名前なので饅頭をイメージしていましたが、大違いです。
食感は固く、まるで煎餅のようです。しかし煎餅のようにパリっとしているわけではなく、湿り煎餅のような感じ・・・。
中には柚子が入っていて、柚子の風味が美味しいです。
なかなか歯ごたえがあるものなので柔らかい物好きの方は苦手かもしれませんが、お煎餅など硬いものを好んで食べる方にはオススメです。
というわけで、完食いたしました。ご馳走様でございました。
通信販売
商品紹介
商品名 | 唐饅頭 |
金額 | 10枚入り 約500円 |
原材料 | 小麦粉、砂糖、上白餡(バタービン)、柚子ジャム、麦芽水飴、澱粉、膨張剤 |
アレルギー | 小麦 |
賞味期限 | ー |
用途 | 少人数用(家庭)・個人用 |
製造社名 | 峰田製菓舗 |
最後に
愛媛県宇和島名産の唐饅頭、とても美味しかったです。こんな食感のお饅頭を食べたのは初めてでした。昔ながらのお煎餅のようなお饅頭、唐饅。興味がある方は是非食べてみてください。
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