高級羊羹で有名な「とらや」の羊羹はご存じですか?上品な甘さ上質な舌触り、どれをとっても最高のとらや。手みやげには「とらや」を持って行くと間違いないと言われています。東京で人気のお土産、とらやの小形羊羹についてご紹介いたします。
高級和菓子店で有名なとらやですが、皆さんご存知でしょうか。とらやは室町時代(1520年代)京都で創業しました。明治2年(1869年)、明治天皇の東京遷都に伴い、京都の店はそのままに東京に店を構えるようになったそうです。京都のお土産でもいいのではないかとご指摘が入りそうですが、今回は東京土産ということでご紹介させていただきます。
とらやの羊羹ですが、一方では贈答品の定番と言われています。ある程度の社会人になると、とらやの羊羹は値が張る物と知っている方が多いため、お詫びの菓子折りとしても有名です。
しかしお詫びの菓子折りは「日持ちしないものを」と言われる方もいらっしゃいます。日持ちするものだとそのお菓子を見るたびに持って来られた理由を思い出してしまうのでケーキなどの生菓子などその日のうちに食べられるものがいいのだとか。とらやの羊羹は賞味期限が長いですが、美味しいとらやの羊羹を食べると怒っていた気持ちも忘れてしまいそうですね。
では、そろそろ本題に入りたいと思います。今回は大丸東京駅でとらやの小形羊羹5種詰め合わせを購入しました。色んな味が楽しめて、お値段もお手頃なのが決め手のポイントでした。
大きく「とらや」とかかれた包装紙に包まれています。
包装紙を取ると、高級感ただよう黒い箱が出てきます。
箱の裏はこんな感じ。原材料や保存方法が明記されています。
蓋をあけると現れました。綺麗に並んだ小形羊羹達。小形羊羹の上には羊羹と書かれたパンフレットが。真っ白い紙に「羊羹」とだけ書かれたパンフレットにも高級感を感じてしまいます。
パンフレットを取り出して、5つ並んだ羊羹を見てみます。右から「夜の梅」「新緑」「はちみつ」「紅茶」「おもかげ」が並んでいます。
5種それぞれいただきましたので、右から順番にご紹介します。
夜の梅(小倉羊羹)
少し紫色をした小箱に入っている夜の梅。
箱の中には、ほんのりあずき色の羊羹が。
早速一ついただきたいと思います。と、口の中に入れますと、「美味しい」の一言。これです。これ。これぞ羊羹です。と唸りたくなるような上品なお味。ひとくち食べると小豆の優しい味が口の中に広がります。食感も硬すぎず柔らかすぎずちょうどいい硬さ。甘すぎない絶妙なバランスの上品な甘さも格別です。これぞとらやの羊羹か…!
新緑(抹茶入羊羹)
続きまして新緑です。新緑には抹茶が入っています。
小箱の中には綺麗な緑色をした羊羹が入っています。透き通るような緑色は見た目でも楽しむことができます。
それでは、早速いただきます。ひとくち食べると、最初は分からなかった抹茶の上品な味が後から感じられます。ここは京都か!と錯覚しそうです。目をつぶると宇治の緑茶畑が広がります。ううーん。美味です。
はちみつ(蜂蜜入羊羹)
さて続きまして、蜂蜜入羊羹のはちみつです。はちみつですが、なんと小形羊羹のサイズでしか販売されていません。
小箱から取り出してみると、オレンジ色の羊羹が出てきます。蜂蜜を連想させるお色でとてもキレイです。
とらやの羊羹は、なんでこんなに見た目も美しいのでしょうか。一口食べると、奥の方から微かにはちみつの味を感じます。食べ進めるごとにはちみつの旨みが滲み出る美味しさです。甘さは控えめでスッキリしていて、なめらかな触感です。いやー。これもまた絶品です。美味しゅうございます。
紅茶(紅茶入羊羹)
次は、紅茶です。熊本県水俣市の山間部、石飛で生産された国内産の紅茶「天の紅茶」を使用しています。 挽いた茶葉を白餡に混ぜ、煉り上げたとのこと。紅色の箱に入っています。こちらの紅茶も小形羊羹のサイズしか販売されていません。
小箱を開けると、少し透き通った羊羹が出てきます。なんとこちらの紅茶入羊羹ですが、色素を利用せず紅茶本来の色を出しているとのこと。
近くで見てみると羊羹の滑らかさが分かります。目でも楽しみ舌でも楽しむというのが、本来の楽しみ方ですね。ひとくち食べると見た目通りのなめらかな食感。そして控えめな甘さ。舌の上で堪能していると後から紅茶の風味がやってきます。美味しいです。美味しいですよ。
おもかげ 黒砂糖入羊羹
はい。とうとう最後になってしまいました。黒砂糖入羊羹のおもかげです。「おもかげ」とは、記憶に残る人や事物を思い起こさせる、奥ゆかしい言葉です。 原材料である黒砂糖の独特の風味に、黒棒などを食べた懐かしい昔を思い出す方も多いのではないでしょうか。とのこと。
小箱の中には、綺麗な色の羊羹。小豆羊羹である夜の梅よりも少し色が濃いです。
ということで、さっそくいただきます。ひとくち食べると昔ながらの優しい味が口の中で広がります。きつすぎない黒砂糖の風味がほんわりして控えめな上品な甘さです。美味しいです。黒糖と羊羹ってこんなにマッチするのねと驚くぐらい美味しいです。
とらやの羊羹
ということで、あっという間に5種食べてしまいました。どれもこれもすごく美味しかったです。5種類もあるのでひとつぐらいハズレがあるのかとおもいきや、全てが美味しいです。どれも絶妙な甘さと絶妙な風味、贅沢なバランスを取っています。これが昔ながらの高級羊羹なのですね。。。
ちなみに各小箱の裏側にはそれぞれの原材料などが明記されています。
とらやの小形羊羹ですが、羊羹は上記のような銀のつつみに包まれています。
「こちらからお開けください」の部分を引っ張るとキレイに開けることができます。
このまま食べることもできるので、外出先での糖分摂取にもオススメです。例えば仕事先で疲れたと思ったら、かばんからとらやの羊羹を取り出して食べると元気100倍になること間違いなしですね。
いやはや。本当に本当に本当に美味しかったです。羊羹は色々食べたことがありますが、どれもそんなに味は変わらないのではないかと思っていました。しかし、全く違います。スーパーやコンビニで販売している羊羹もとても美味しいのですが、とらやの羊羹は別格です。食べたことがない方は是非食べてみてください。小形羊羹5種詰め合わせは色んな味が楽しめるし価格もお手頃なのでオススメです。
通信販売
商品紹介
商品名 | とらや 小形羊羹 |
金額 | 小形羊羹 5本入 1,300円(税抜) 小形羊羹 10本入 2,500円(税抜) 小形羊羹 12本入 3,000円(税抜)など ※化粧箱に入ってある価格です。 |
原材料 | 夜の梅:砂糖・小豆・寒天 おもかげ:砂糖・黒砂糖・小豆・寒天 新緑:砂糖・豆類(白小豆、福白金時、手亡)・寒天・抹茶・クチナシ色素 はちみつ:砂糖・蜂蜜・豆類(白小豆、福白金時、手亡)・寒天 紅茶:砂糖・豆類(白小豆、福白金時、手亡)・寒天・紅茶 |
アレルギー | ー |
賞味期限 | 製造から12ヶ月 |
カロリー(50g) | 夜の梅:145kcal おもかげ:142kcal 新緑:143kcal はちみつ:143kcal 紅茶:147kcal |
用途 | 少人数用(家庭)・個人用 |
製造社名 | 株式会社 虎屋 |
最後に
株式会社虎屋の小形羊羹、本当にどれもこれも美味しかったです。文頭でも記述しましたが、もともと京都に店舗を出していて、今では全国に店舗がありどこでも購入できるので、東京お土産とは言いづらいかもしれませんが、だれがもらっても喜ぶと思います。ちなみに私の祖父は愛媛に住んでおりますが「羊羹はとらやの羊羹が一番やけん」ととらやの羊羹について熱く語っておりました。年配の方にも愛されている羊羹を是非食べてみてください。私もまたリピートしたいと思います。
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